資産 株式投資 億万長者

Image Replacement

資産の築き方はお金持ちに学ぼう:株式投資で資産を築く

株式投資をしたことがある人は、インターネットにより株取引ができるようになってから急激に増えました。かつてのように一部の人だけが関わるものではなく、多くの個人投資家が誕生しています。しかし、株式投資で儲けることは簡単なことではなく、さらに資産を築こうとすればそれ相応の知識と経験が必要で、場合によっては損をするリスクを覚悟しなければなりません。それでは株式投資で資産を築くことは可能なのでしょうか?


株式投資で億以上の資産を築いた人は多い

野村総研の調べによると、2013年時点における純金融資産の総額が1億〜5億円未満の富裕層は95万3000世帯です。これはアベノミクス始動前の2011年時点の76万世帯に比べ25.4%も増加しており、19万3000世帯が新たに億万長者になったことを示しています。

1.株式投資は多くの人が実行できる

上でも述べましたように、株式投資で失敗して、損失を出すことがあります。しかし、正しい知識を身に付け、経験を積めば、ある程度リスクをコントロールすることができます。

最大のメリットは、ほとんどの会社で働きながら株式投資ができることです(もちろん証券業界で働く場合は許されていないこともありますし、インサイダー取引に該当する場合はできません)。これは起業する場合と比較すれば明らかで、ほとんどの職場では兼業が許されていませんので、起業しようとすれば現在の職場を退職しなければならなくなります。退職してしまえば給与が入らなくなりますので、極めてリスクが高くなります。

2.リスクをコントロールできる

株式投資はリスクがあります。しかし、考えてみれば投資というものは必ずリスクがあるものです。ビジネスそのものにも事業リスクなどの様々なリスクがつきまといます。いろいろなお金を稼ぐ他の方法と比べて、株式投資は勉強して知識を身に付け、経験を積み、適切に情報を収集し、冷静に行動すればリスクをコントロールすることができます。

もっとも分かり易い例を挙げると、信用取引を行わず、自己資金だけで投資すれば、そのすべてを失ったとしても投資資金がゼロになるだけで借金を背負うことはありません。事業などを始めると失敗した時に巨額の借金を抱えることも珍しくないのです。このことからも投資する資金量以上に失うことが無いことわかります(*信用取引や借金して株式投資した場合は別です)。そして企業の財務内容などを分析し、企業を選別していれば、いきなり投資している企業が倒産して株価がゼロになることは滅多にありません。さらに投資対象を分散させておけば、運悪くそのような事態になっても投資資金の一部を失うだけで済みます。

3.株式投資で成功している人に学べる

インターネット上のブログや多くの書籍によって、株式投資で成功した人の方法を学ぶことができます。かつては秘伝のノウハウであったようなものが、分かり易く公開されているのです。さらに株式市場動向などについて確度の高い予測を公開してくれる人もいます。これられの2次情報を活用することで、レベルの高い人の力も利用することができます。

4.今の社会は株主偏重

米国では株主偏重が行き過ぎて社会問題化しています。業績が好調でも人員削減を進め、短期的な思考でさらに業績を向上させると株価が上がり、株主が喜びます。それにより経営者の巨額の報酬が正当化されます。従業員の報酬が上がることはあまりありませんし、企業業績が向上しても人員削減される側に入ってしまえば何も得るものがありません。残念ながらそれが現実です。そして日本は数年遅れて米国を模倣していくことがほとんどです。ROEや株主重視という言葉も日本ではすっかり定着しました。

つまり従業員よりも株主利益を重んじる社会となってしまっているのです。それは是正されるべきと思いますが、そのような社会で生きているわけですので株主となって株主利益を得ることが現実的な対抗策でしょう。

実際の株式市場は、少しでも稼ごうとする投資家が日々戦っている弱肉強食の世界です。単純に株主になるだけで得するわけではありませんので、前述したように十分な準備と覚悟必要です。

億の資産を築いた人たち 〜株式投資編〜

ウォーレンバフェット

2015年8月時点で純資産総額は670億ドル。ビル・ゲイツ氏やメキシコの実業家、カルロス・スリム氏と並ぶ世界有数の億万長者です。株式投資により世界有数の資産を築いた投資家で、世界でももっとも有名で、個人投資家から人気の高い投資家です。現在も世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの司令塔として投資を続け、資産を増やし続けている。

これほどの資産を株式として保有しながらも、バークシャー・ハサウェイが無配を貫いていることと、給与報酬が低いことから、世界有数の富豪とは思えないほどの質素な生活をしています。自分の死後、資産の99%を寄付することも公言しています。

ウォーレンバフェットの株式投資方法について書かれた書籍は多数あります。中でも以下の「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術 [ メアリー・バフェット ] 」は分かり易く、個人投資家のバイブルとなっています。


ジョージソロス

ハンガリー・ブダペスト生まれのハンガリー系およびユダヤ系アメリカ人の投資家・投機家、慈善家。ブルームバーグの億万長者ランキングによれば、2015年9月の時点で世界で24番目に裕福な個人です。個人資産は277億ドル。

世界最大のヘッジファンド「クォンタム・ファンド」し、1973年からの10年間で4200%のリターンという驚異的な成績を上げています。これがジョージソロスの資産の大部分を築くことになりました。1992年、イギリス政府の為替介入に対抗してイギリスの通貨ポンドへ空売りを行い、15億ドルとも言われる利益を得たことから、「イングランド銀行を潰した男」とも呼ばれています。このように必ずしも株式投資だけではないですが、大きな資産を投資の世界で作っています。


世界にはこのようにとてつもない巨富を株式投資によって築いた人々がいます。しかし、スケールが大き過ぎて身近に感じられないかもしれませんし、そこまでの大きな資産ではなくて、1億円から数十億円程度でも築ければほとんどの人は経済的な不安から解放されるでしょう。もう少し身近な人を見てみましょう。

片山晃

バイトで貯めた65万円をわずか7年半で25億円にまで増やしたことから、「究極の個人投資家」と呼ばれています。ハンドルネームは「五月」です。元手が65万円からですし、7年半という期間が、「自分にもできるのではないか!」という希望を与えてくれます。25億円まで行かなくても、その10分の1の2.5億円でも大成功ですよね!

片山晃の投資方法と実際に資産を成長させた経緯については、著書「勝つ投資 負けない投資【電子書籍】[ 片山晃 ]」に紹介されています。


2017年2月号の日経マネーの五味大輔氏との対談記事では、2016年初めには25億円であった運用資産を130億円まで一気に増やしたことが紹介されています。

B・N・F(ビー・エヌ・エフ)

本名は非公開で、B・N・Fはハンドルネーム。2005年のジェイコム株大量誤発注事件により、20億円以上は稼いだと言われています。それ以降、マスコミなどでは「ジェイコム男」の通称で有名です。

ジェイコム株大量誤発注事件とは、2005年12月8日午前9時27分に発生した誤発注による。この日東証マザーズ市場に新規上場されたジェイコムの株式を、みずほ証券の男性担当者が「61万円1株売り」とすべき注文を「1円61万株売り」と誤ってコンピュータに入力した。

B・N・F氏は、誤発注という稀なチャンスで大きく稼ぎましたが、そもそも天才的なスイングトレードの技術があるとされています。2000年、都内の私立大学法学部3年生の時、それまでの貯金やアルバイトで稼いだ160万円を元手に株式投資を始め、2008年5月中旬時点の個人資産は約210億円に達しています。つまり、誤発注事件がなくても大きな資産を築いているはずです。

Cis

大学3年生だった2000年に104万円の元手で株式投資を始め、2014年に160億円までに成長しています。B・N・Fと同様に、2005年のジェイコム株大量誤発注事件で、ジェイコム株をストップ安で3300株購入し10分後に売却、約6億円の利益を得ています。投資スタイルはデイトレードやスイングトレードと呼ばれる短期取引手法です。

五味大輔

以前のミクシイや現在のそーせいグループなど、大化け株の株主名簿に大株主として名を連ねていることで注目を集めている個人投資家。ピーク時には運用資産が300億円を超えていて、現在は約250億円だそうです(*2017年初め時点)。中学生時代に株式投資を始め、株式投資歴は20年以上。これだけの資産を持ちながら、地方在住の会社員を続ける兼業投資家です。

億を稼ぐ日本の個人投資家の中でも、上記4人は別格。まるで違う次元ですので、途方も無く高い、雲の上の存在のように見えます。もう少し、近い、1億〜数億レベルの個人投資家を見てみましょう。

むらやん

運用額1億円超のスーパートレーダーです。投資歴10年で資産額1億5千万円と言われています。専業のデイトレーダーで、36歳(2015年現在)の男性。前述のCis氏のトレードなどを真似して、試行錯誤しながら腕を磨いたとのこと。ブログ「むらやんが株やっています。」が人気です。

テスタ

運用資産6億円のすきゃるピングトレーダーです。投資歴10年でこれまでの総利益は9億円を超えています。専業のデイトレーダーで、35歳(2015年現在)の男性。「負けなければ自ずと価値になる」が信条。ブログ「テスタの株日誌−目指せ利益10億円!−(達成)」に日々のトレードの結果が記されています。

中原圭介

専業の株トレーダーではなく、エコノミスト、ファイナンシャルプランナーとして有名。資産額は公開されていないのですが、著書「仕手株でしっかり儲ける投資術 [ 中原圭介 ]」によると、2002年7月に100万円を元手で株式投資を始め、2005年8月には7900万円以上まで増やしています。中原圭介氏は著書も多く、その予測の確度の高さにも定評がありますので、おそらく資産は余裕で1億を超えていると思われます。脱サラして独立した点も、普通のサラリーマンに人気のある点かもしれません。ブログ「中原圭介の『経済を読む』」に鋭い経済分析が紹介されています。

v-com2

2015年7月に目指していた運用資産1億円の大台に到達しました。「日経マネー」、「ダイヤモンドZAi」などのマネー誌にもたびたび登場しています。株主優待の新設や株式分割などの情報から、東証一部への昇格を予測して先回りする投資方法を得意としています。そのノウハウは著書「昇格期待の優待バリュー株で1億稼ぐ! [ v-com2 ]」に詳しく紹介されています。ブログ「21世紀投資」に株式投資の状況が記されています。

吉川英一

1957年生まれの富山県在住の個人投資家。年収360万円から低位株投資で資金を貯めて、アパート経営を開始し、株と不動産で資産を約2億円超まで増やしました。マネー誌などでも指南役として登場しています。公式ブログ「吉川英一オフィシャルブログ−低位株・不動産投資で会社バイバイ、リタイアして毎日が日曜日でデイトレード、不動産業ブログ!」に株式投資・不動産投資について紹介されています。

DUKE。(デューク。)

個人投資家。慶應義塾大学を卒業後、東証一部上場企業に入社。2003年に結婚と同時に株式投資を始める。いくつもの手痛い失敗を繰り返し、それらを乗り越え、自身の「新高値ブレイク投資術」に磨きをかけています。2014年に株式投資での累計利益が1億円を突破。2016年の難しい相場環境下においても1億円の利益を達成しています。近著「1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術 [ DUKE。 ]」が人気です。またこの著書の印税は、熊本地震および東日本大震災の復興支援のために全額寄付されるとのことです。

株式投資をしている有名人

杉原 杏璃

グラビアアイドル。タレント。株式投資で何度が成功しているようで、2015年には2000万円以上稼いだようです。そのためマネー誌などにもよく登場しています。

桐谷 広人

元プロ棋士。現役プロ棋士時代から株式投資を始め、運用資産の浮き沈みを経験後、株主優待を重視するスタイルの投資に行きつく。現在は株主優待だけで生活できる程度に多くの株主優待株を保有。その株主優待を使用するシーンをユーモラスにテレビ等で放映され、人気が出ました。

桐谷広人さんの365日優待生活インタビュー【電子書籍】[ All About あるじゃん編集部 ]